コーナーケース箱 その11
2019年9月11日 ルール考察気づけば8月は投稿してませんでした。皆様いかがお過ごしでしょうか。
コーナーケース箱です。
※個人的な見解です。公式性はありません。
はい。Gathererに2枚以上投げる場合について言及されており、各コイントスにつき2枚に置換するよう書いてあります。
この話は、ジャッジコミュニティで議論中の話です。
ライブラリーを見てから切り直すのはよくある話ですが、これは「探す」ことがライブラリーを見ることを許可しているだけです(701.18)。ただ単に「切り直す」とある場合、何も起こっていない場合と同様、ライブラリーの中を見ることはできません(401.2)。
ただし、IPG3.9には、無作為化の前にカードを並べ替える(ある種のカードをデッキの中に散らしたり、逆に組み合わせて入れたりする)ことは認められるが、その後充分に切り直されることが必要である。と書いてあり、切り直す前の過程で物理的に見えることを許容している(「積極的な許可」を意味しません)ので、これに従えば見ることもできそうです。
以上を踏まえて、各質問にお答えしますと、
①:議論中です。先程書いたとおり、CR上は見る許可がありませんが、紙のMTGでは見られる可能性があります。
②:そもそも、探す間ライブラリーの順番は変更してはなりません。情報を持つというか、保存されていなければなりません。探す間はライブラリーの中を適正に見る許可がありますので、コントロールしているプレイヤーのライブラリーを見ることもできます。
③:適正な時間で行う限りは許されます。あまりに時間をかけすぎる場合、それは〔遅いプレイ〕です。〔遅いプレイ〕の判断はジャッジの裁量によりますので、具体的にどれだけ時間をかけてよいかなどについては回答しません。適正な時間で行ってください。
誘発しません。《魂剥ぎ》の能力は113.6の例外にあたるものではないので、戦場でのみ飛行を持ちます。
②、③についての仮定については、申し訳ありませんが何を意図しているかが分からなかったので割愛します。
①:CR的には、《Phyrexian Portal》によって分けられるカードはライブラリーにあるままなので、順番を変えずに分ける必要があります。ただし、「裏向きの束」に分ける必要がありますので、解決に入った時点で《未来予知》での公開は終わります。ですので、紙のMTGではどちらの束に「ライブラリートップのカード」が加わったか、ひいては何番目のカードがどちらの束に行ったか、がそれぞれ分かるように分けられますし、MOでもそう分けられなければならないとは考えますが、現実的にトップ以外のカードは区別できなくても構わないでしょう。
②:どの順番のカードが加わったか分かるようにするべきです。が、先程と同様ライブラリートップ以外のカードは区別できなくても構わないでしょう。
③:"rest of that pile"を加えてシャッフルする、とありますので、その束からカードが加えられても、依然その束は「裏向きの束」のままでしょう。裏向きの束を加えてシャッフルが終わるまでどのカードも公開されないと考えます。
以上いかがでしたでしょうか。
不明点等は追加の質問またはコメントにてお願いします。
コーナーケース箱です。
※個人的な見解です。公式性はありません。
「コインを二枚投げる」は「コインを一枚投げる」処理を二回行うことですか?
(クラーク族の親指を二枚以上コントロールしている場合の置換効果の適用に関する質問です)
はい。Gathererに2枚以上投げる場合について言及されており、各コイントスにつき2枚に置換するよう書いてあります。
https://twitter.com/megaroots_ddd/status/1163399104178749441?s=19 からいくつか質問です(元の先触れの問題が見つからなかったので言及されているツイートを引用しております)
①なんらかの理由(《洞察のランタン》のシャッフル能力など)でライブラリーのシャッフルを行う場合、そのライブラリーのシャッフルを行うプレイヤーはそのライブラリーの中身を確認できますか。また出来る場合、《精神隷属機》などでプレイヤーのコントロールを奪った場合で可否に変化は起きますか(見ることはできない、と思っているのですが、どうも言及を読むかぎり出来るとなっている界隈がどこかに存在すると考えられるので確認のために質問しました)
②なんらかの理由(主にフェッチランドの起動型能力など)でライブラリーからカードを探す場合、ライブラリー内のオブジェクトである各カードは「ライブラリーのどの位置(上からN番目)に存在するか」という情報を持っていますか、またそれは探しているプレイヤーが読み取ることができますか。また《精神隷属機》などでコントロールを奪ったプレイヤーのライブラリーを、オーナーでない自身が探す場合はどうなりますか(占術や消術、《長期計画》《予期せぬ不在》などで置いたカードの内容が探している間に分かりますか、という質問です)
③なんらかの理由(伏魔殿のピュクシスの起動型能力など)で自身のライブラリーから不定のカードが失われています。この状態で自身のライブラリーからカードを探すとき、失われた「不定のカード」がどれであるか探す、あるいは推察することは適正なプレイですか
この話は、ジャッジコミュニティで議論中の話です。
ライブラリーを見てから切り直すのはよくある話ですが、これは「探す」ことがライブラリーを見ることを許可しているだけです(701.18)。ただ単に「切り直す」とある場合、何も起こっていない場合と同様、ライブラリーの中を見ることはできません(401.2)。
ただし、IPG3.9には、無作為化の前にカードを並べ替える(ある種のカードをデッキの中に散らしたり、逆に組み合わせて入れたりする)ことは認められるが、その後充分に切り直されることが必要である。と書いてあり、切り直す前の過程で物理的に見えることを許容している(「積極的な許可」を意味しません)ので、これに従えば見ることもできそうです。
以上を踏まえて、各質問にお答えしますと、
①:議論中です。先程書いたとおり、CR上は見る許可がありませんが、紙のMTGでは見られる可能性があります。
②:そもそも、探す間ライブラリーの順番は変更してはなりません。情報を持つというか、保存されていなければなりません。探す間はライブラリーの中を適正に見る許可がありますので、コントロールしているプレイヤーのライブラリーを見ることもできます。
③:適正な時間で行う限りは許されます。あまりに時間をかけすぎる場合、それは〔遅いプレイ〕です。〔遅いプレイ〕の判断はジャッジの裁量によりますので、具体的にどれだけ時間をかけてよいかなどについては回答しません。適正な時間で行ってください。
自身がエンチャントである《隠れたる蜘蛛》をコントロールしているとき、対戦相手が《羽ばたき飛行機械》を探査コストとして追放し《魂剥ぎ》を唱えました。この時《隠れたる蜘蛛》の能力は誘発しますか?
誘発しません。《魂剥ぎ》の能力は113.6の例外にあたるものではないので、戦場でのみ飛行を持ちます。
その3での《未来予知》と《偏った幸運》の相互作用を読んだ上での質問です。結果が変わらないものであれば申し訳ありません。
自身が《未来予知》と《Phyrexian Portal》をコントロールしており、かつ自身のライブラリーが10枚以上であるとき、対戦相手一人を対象に《Phyrexian Portal》を起動しました。
①対戦相手が4枚の束と6枚の束に分けたとき、自身のデッキトップで公開されていたカードがどちらの束に入れたのか、物理的、CR的にそれぞれ分かりますか?
②5枚の束と5枚の束に分けたとき、その二つの束は区別されますか?
③束の中から一番上で公開されていたカード(これは同名カードという意味ではなく「物理的に一番上にあり公開されていたカード」という意味)を手札に加えた時、シャッフルを行う前に、追放されなかった束の中から手札に加えなかった残りのカードのうち、束に分ける前に最もライブラリーの上にあったカードは公開されますか?
(②、③は複合的に「ライブラリーの上から10枚の中に、一番上で公開されていたカードと同名のカードが他に一枚以上存在していた場合」を考えています)
②、③についての仮定については、申し訳ありませんが何を意図しているかが分からなかったので割愛します。
①:CR的には、《Phyrexian Portal》によって分けられるカードはライブラリーにあるままなので、順番を変えずに分ける必要があります。ただし、「裏向きの束」に分ける必要がありますので、解決に入った時点で《未来予知》での公開は終わります。ですので、紙のMTGではどちらの束に「ライブラリートップのカード」が加わったか、ひいては何番目のカードがどちらの束に行ったか、がそれぞれ分かるように分けられますし、MOでもそう分けられなければならないとは考えますが、現実的にトップ以外のカードは区別できなくても構わないでしょう。
②:どの順番のカードが加わったか分かるようにするべきです。が、先程と同様ライブラリートップ以外のカードは区別できなくても構わないでしょう。
③:"rest of that pile"を加えてシャッフルする、とありますので、その束からカードが加えられても、依然その束は「裏向きの束」のままでしょう。裏向きの束を加えてシャッフルが終わるまでどのカードも公開されないと考えます。
以上いかがでしたでしょうか。
不明点等は追加の質問またはコメントにてお願いします。
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